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救助・保護活動報告【大宮事件(事件決着)】

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大宮・犬大量餓死事件決着のお知らせ [2000年06月29日(木)]掲載

ご協力いただきました皆様へ

 この度の、青田義信氏に関する「動物の保護及び管理に関する法律」並びに「狂犬病予防違反」についての告発のために、皆様のご協力をいただきましたことに、心から感謝申し上げます。

 動物保護活動をしている私や会員にとっては、虐待や置き去りの事例は枚挙にいとまがありませんが、今回の青田氏の件はその中でも悲惨きわまりないものでした。これまで、飼い主や心ない人間の不当な仕打ちにあって、心身共に傷つけられ、あるいは殺されてしまった動物たちの姿を見ても、法律上は「所詮、動物は物と一緒」の扱いを受け、彼らを傷つけた人間達に処罰を与えることはできないと、悔しい思いをかみしめてまいりましたが、この事件の悲惨さは、そうした諦感ともいえる私達自身の内心の壁をうち砕き、刑事告発という大きな行動を起こさせるほどのものであったことは、各種報道機関の知らせる映像などをご覧いただいて、皆様にも納得していただけるものであったと思います。

 実際のところ、刑事告発に踏み切るには戸惑いもございました。告発しても「所詮、犬のこと」として、捜査機関にとりあっていただけないのではないかという心配もその一つでした。このような私達の懸念は根拠のないものではなく、現にこの事件でも、私達が刑事告発する以前に、協力を求めるために連絡をした埼玉保健所の無責任な対応ぶりを見ても、十分に根拠のあるものであったと思います。
 しかし、この惨状を世に訴えるために熱心に取材し、繰り返し熱意ある報道を続けていただきました報道関係者の皆様のご協力や、その報道をご覧になって惨状に心を痛め、署名や応援のご連絡など様々な形でご協力の意志を示していただいた多くの方々の力に支えられ、平成12年4月28日には、埼玉県警に告発状が受理され、捜査の開始が約束されたことは大きな喜びでした。その後、埼玉県警大宮西署の迅速な捜査の実施により、6月14日、青田氏はついに逮捕されるに至りましたことは、新聞報道にあるとおりです。

 私どもにとって、捜査機関のこのような熱心な取り組みは、日本の動物保護に関する意識の高まりを予感させるものであり、この後の手続きの進行を見守る所存でおりました。しかるに、逮捕から10日後の本年6月23日に浦和地検の本件担当検察官は、私の問い合わせに対し、青田氏の処分を「略式起訴相当な事案」と判断し、簡易裁判所にその趣旨で送った後、既に、青田氏は罰金を支払って事件処理が終了していると述べられました。
 この知らせは突然のものであり、また、これまでの捜査機関の誠意ある対応から、今後の展開について期待を寄せていた多くの関係者の気持ちを踏みにじるものです。特に、今回の事件は、動物保護の精神が欠けていると常々批判の多かった日本で、動物虐待について刑事処分がとられるということで世界が注目し、海外の新聞・テレビでも大きく報道されていた矢先だっただけに、結局は日本のこの点についての後進ぶりを確認させる結果になってしまったことは残念でなりません。
 
 昨年末に動管法が改正され、動物の虐待などについては現行法よりも数段厳しい懲役刑までをも含む刑罰が規定されるようになりました。改正法は、現在まだ施行されておりませんが、今回のような悪質きわまりない事件ですら、正式な公判請求がなされず、略式手続きで処理が終了してしまうことが相当だと判断されているならば、改正法によって用意された厳しい懲役刑など、まさに「画餅」にすぎず、およそ適応される余地はなくなってしまうのではないでしょうか。
 動物保護の必要性が次第に社会の中で認識され、それにあわせて既に法律が改正され、捜査機関もまた、その社会の風潮を的確にとらえて誠意ある捜査を実施しても、肝心の法執行の一翼を担う検察の感覚が旧態然としたままでは、到底、保護の実現は望めません。
 今回の事件に関する最終的な結末は、せっかく大きく前進する予感を感じさせた日本の動物保護の動きをなし崩しにしてしまう多大な危険性を及んだものといわざるを得ず、この点で是非、法執行の重要な責務を負う検察庁に再考を迫りたいと思います。
 私どもはこれからもこのような動物虐待に対しては断固とした態度でのぞみ、少しでも社会が改善されていくように努力を続ける所存です。
 皆様におかれましても、この事件を一時的なセンセーショナルな出来事としてとらえるのではなく、この事件の全経緯を通じて示される日本の動物に対する考え方の不健全さを認識し、少しでもそれが改善され、動物愛護が前進するようご協力いただきますようお願い申し上げます。
 最後に、この事件で犠牲になったであろう多くの犬達の冥福を心から祈ります。

 平成12年6月28日
 SALA NETWORK代表
         谷野 加寿美


 処分通知書 平成12年6月23日
 
 浦和区検察庁
 検察官事務取扱検事 尾崎 恒康

 貴殿から平成12年4月26日付けで告発のあった次の被疑事件は、下記のとおり、処分したので通知します。

 記

 1 被 疑 者  青田 信義
 2 罪   名  狂犬病予防法違反、
          動物の保護及び管理に関する法律違反
 3 事件番号   平成12年 検第4562号
 4 処分年月日  平成12年6月23日
 5 処分区分   起訴

  略式裁判で罰金刑(公判請求なし)に処されてしまいました。
  正式な裁判もせずにそう処理した検事は許せません。

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