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  動物に関する法律【誤解、遺失物法の解釈】

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題名 誤解、遺失物法の解釈
投稿日 : 2005/06/27(Mon) 15:19
投稿者 S
誤解が常識になってしまっているのは 「置き去り動物」である。
昨今、ペットショップや動物病院に置き去りにされるケースが多い、
実は当会にも「置き去り」にされた子は少なくない。
この子達は 所有者がはっきりしているのだから「遺失物」ではなく
従って、遺失物法の対象外で 所有者に放棄させないと里子にも出せない と思っていた。

ところが 遺失物法では
第十二条 誤テ占有シタル物件他人ノ置去リタル物件又ハ逸走ノ家畜ニ関シテハ本法及民法第二百四十条ノ規定ヲ準用ス

カタカナは読みづらいが、「人の置き去りたる物件」も「逸走の家畜」同様に「遺失物」である。
いままで 散々「動物は法律では物」と言っておいて いまさら動物は「物件」ではないなどとは言わせない、
「置き去り」は「逸走」ではありません という理屈も成立しない、
「置き去り動物」は「置き去り物件」でなければならない、
嘘だと思うなら刑法の器物損壊罪を読んでみろ、「器物を損壊または傷害」と書いてある、
動物は「器物」であるから「物件」だ。ああ 腹の立つ・・・・・・・
腹は立つが、ここは実利を取って、置き去りにされた動物は「人の置き去りにした物件」であるとしたい、
(本当の考えは 195条と絡んで別にある)

第一条 
2 物件ヲ警察署長ニ差出シタルトキハ警察署長ハ物件ノ返還ヲ受クヘキ者ニ之ヲ返還スヘシ

所有者が知れているのだから警察署長から所有者に返還してもらえば良いのである、
(まぁ 警察に飼育設備がないので 当方で身柄をお預かりすることはやぶさかではないが)
所有者が返還を拒んだら、警察に証人になってもらつて所有権を取得すればいい、
「無主の動産」は所有の意思をもって占有したときから所有権が取得されるので即時に所有できるはずである。

「置き去り」はあきらかに動愛法上の「遺棄」であるので
(とは なかなか認められそうもないが。)
所有者を 「動物遺棄罪」で告発することを妨げるものではない、
どうも 「遺失物」=「落し物」と思っていて「拾得届」がでていると 
それだけで犯罪性はないと推定してしまう警察官もいるようだが それは誤解である。

動物を拾ったら、まず最低でも「拾得物」の届けを出さなければならない、
これは世間の常識とは言いがたいが、
少なくとも動物の保護に関わりのある人ならご承知のことと思う。

では、どの動物種から届けがいるのか だが
これは、どの動物種でも必要だと思える、(そう思っていない警察官も多いと思うが)
と いうのも九官鳥返還訴訟の判例で
「所有者不明なる場合は警察官署に届出すべきものなるに、不拘之を占有領得し居りたるは、
即、刑法第二百五十四条に該当するものと認めざるを得ず。」
とされている。
九官鳥は通常、飼い主がいると推定されるので 届け出をしていないと「横領」ですよ というわけである。
そうすると、猫にしろ、アライグマにしろ、リスにしろ、およそ動物は届け出をしないとまずいということになる。
一応は放棄されたものと見なさず、逸走したと考えなさい とも判例に書いてある。
「発見捕獲しらる場合は、所有者が抛棄したるものに非ざる以上、
一応は遺失物法第一条により遺失物の拾得として認むべきもの」
なのだそうである。
放棄されましたと書類を持ち歩いている動物はいないので 一応は所有者がいると推定しなければならない。
こうなると、都会に迷い込んだ猿はペットが逃げ出した可能性もあるし、
ワニだのカメだのも逃げたペットかも知れないし 当然 届け出がいることになる。
海岸のアザラシは どこかの水族館から逸走していないという証明ができるまでは
一応は遺失物として扱うべきである と大審院判例によればなってしまう。
クワガタムシなぞは 結構、高価なものらしいので 一応は届け出がいるであろう。
と なると大抵の動物は届け出が必要になる。
縁の下で猫が仔猫を産んでしまった場合、一応は親猫は所有者がいると推定しなければならないので
仔猫は法律で言うところの「天然果実」ということになり、親猫の所有者に所有権があると推定しなければならない、
と なると仔猫も遺失物の届けが必要になる。
現実に警察が対応してくれるとは思えないが、一応 言っておかないと 後々、裁判所に「横領」などと言われかねない。

どうも、「家畜」の定義がおかしいと いろいろとややこしい事態が起きるようである。

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